会津のものづくり

会津の地で脈々と受け継がれる
伝統的な仏壇づくりの技術を生かして
生み出す現代の厨子

熟練の職人技を駆使して、
神社仏閣など
日本の美意識に学び、
形づくられた厨子は、
現代らしい洗練された
雰囲気を纏います。

仏師から受け継がれてきた
美術工芸品づくりの伝統

京都、奈良、鎌倉、平泉と並び、日本の五大仏都のひとつと称されている会津。その始まりは平安時代の初期に空海や最澄とも交流があり、高僧として知られた徳一菩薩がこの地にやってきたことがきっかけでした。彼は仏教を布教するために都から一流の仏師を連れてきて、数々の仏を彫らせたといわれています。

それによって会津の地に美術工芸品づくりの素地が築かれ、安土桃山時代には、この地の当主となった蒲生氏郷が、故郷の近江国から多くの塗師と木地師を呼び寄せて、漆器生産を開始。工芸品の産地へと発展を遂げます。

江戸時代には、藩主となった保科正之が信州高遠から優れた職人を招き、技術と品質が向上。会津の漆工芸は木地と塗りの両分野で人材が育ち、今に至るまで技術が継承されてきました。

始まりは
会津塗りの仏具製造から

仏教の聖地である会津の地で継承されてきた漆工芸の技術。これを生かし、会津塗りの仏具製造を始めたのが、厨子屋の運営元であるアルテマイスターの創業者、保志潔之です。昭和初期に仏具をつくり始め、昭和30年代には仏壇の製造も開始します。

その後は、仏壇、仏具、位牌の製造販売を手がける総合メーカーへと成長。多くの職人を抱え、伝統技術を継承しながら、時代を問わず人々に必要とされる“祈りのものづくり”を続けています。

会津の歴史的背景をもとに
現代の祈りのかたちを創出

古くは平安時代に遡るものづくりの土壌を背景に、アルテマイスターは昭和初期から長きに渡り会津の地で仏壇・仏具をつくり続けてきました。

そして、さまざまな物事が大きく変わりつつある今の時代。アルテマイスターは、日本に古くからある大切なものを納める箱、厨子を “現代の祈りのかたち” として創出しています。