位牌は必要ですか?持たないという選択も含めて考えたい、現代の供養のかたち
「位牌は必ず作らなければいけませんか?」
近年、このようなご相談をいただくことが増えています。ライフスタイルの変化によって、「位牌を持たない」という選択をする方も少なくありません。どちらが正しい、ということではありません。まず知っていただきたいのは、位牌が本来どのような役割を持つものなのか、ということです。
近年、このようなご相談をいただくことが増えています。ライフスタイルの変化によって、「位牌を持たない」という選択をする方も少なくありません。どちらが正しい、ということではありません。まず知っていただきたいのは、位牌が本来どのような役割を持つものなのか、ということです。
位牌の役割
位牌は、故人の戒名や法名、俗名(生前のお名前)などを記し、故人の霊魂が宿る依り代(よりしろ)としてお祀りするものです。ご自宅で手を合わせ、故人を身近に感じ、冥福を祈るための大切な存在として受け継がれてきました。
つまり、位牌そのものが目的ではなく、 “故人を想い、祈るための存在” であることが、本来の役割です。
(2025年8月のコラム「お位牌とは?役割や成り立ちについて」から引用)
つまり、位牌そのものが目的ではなく、 “故人を想い、祈るための存在” であることが、本来の役割です。
(2025年8月のコラム「お位牌とは?役割や成り立ちについて」から引用)
位牌を持たない方も増えています
「位牌を持たない」という選択もあります。
・仏壇を置かない暮らし
・宗教にとらわれない供養
・コンパクトな住まい
など、ライフスタイルの変化によって、位牌を作らない方もいらっしゃいます。その選択は決して間違いではありません。大切なのは、故人を忘れないこと。位牌がなくても、写真を飾る、花を供えるなど、故人を思い出しながら手を合わせることはできます。供養には、一つの正解があるわけではありません。
・仏壇を置かない暮らし
・宗教にとらわれない供養
・コンパクトな住まい
など、ライフスタイルの変化によって、位牌を作らない方もいらっしゃいます。その選択は決して間違いではありません。大切なのは、故人を忘れないこと。位牌がなくても、写真を飾る、花を供えるなど、故人を思い出しながら手を合わせることはできます。供養には、一つの正解があるわけではありません。
実家に位牌がなかった、という方へ
「実家には仏壇があったけれど、位牌を見た記憶がない。」
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合、ご実家が浄土真宗である可能性があります。浄土真宗では、一般的に位牌をお祀りする代わりに、故人の法名や命日などを記した過去帳や法名軸を用いて供養を行います。これは、「位牌が不要」という意味ではなく、宗派の教えに基づいた供養の方法が異なるためです。
一方で、地域や寺院、ご家庭の考え方によっては、浄土真宗でも位牌を安置される場合もあります。「うちには位牌がないけれど大丈夫だったのかな」と心配されていた方も、ご家庭や宗派の習わしによるものかもしれません。
浄土真宗で用いられる「過去帳」とはどのようなものなのか、詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
(2026年4月のコラム「過去帳とは?位牌との違い」から引用)
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合、ご実家が浄土真宗である可能性があります。浄土真宗では、一般的に位牌をお祀りする代わりに、故人の法名や命日などを記した過去帳や法名軸を用いて供養を行います。これは、「位牌が不要」という意味ではなく、宗派の教えに基づいた供養の方法が異なるためです。
一方で、地域や寺院、ご家庭の考え方によっては、浄土真宗でも位牌を安置される場合もあります。「うちには位牌がないけれど大丈夫だったのかな」と心配されていた方も、ご家庭や宗派の習わしによるものかもしれません。
浄土真宗で用いられる「過去帳」とはどのようなものなのか、詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
(2026年4月のコラム「過去帳とは?位牌との違い」から引用)
「祈りの場所」を持つという考え方
位牌を持たない方でも、「家の中に、故人を想う場所はほしい」と考えられる方は少なくありません。そのような方に選ばれているのが、小さな厨子です。
厨子は本来、大切なものを納めるための箱です。仏壇ほど大きなスペースは必要なく、リビングや寝室にも自然になじみます。毎日扉を開けて手を合わせる、そんな静かな祈りの時間をつくる場所として取り入れられています。
厨子は本来、大切なものを納めるための箱です。仏壇ほど大きなスペースは必要なく、リビングや寝室にも自然になじみます。毎日扉を開けて手を合わせる、そんな静かな祈りの時間をつくる場所として取り入れられています。
位牌以外を納める供養
位牌以外を納める供養も増えています。厨子の中に納めるものは、位牌だけではありません。例えば、
・故人の写真
・指輪や時計などの形見、愛用品
・お手紙や思い出の品
などを納め、「故人との大切な時間」を感じられる場所として使われています。普段は静かに納め、手を合わせる時だけ扉を開くお客様もいらっしゃいます。その所作そのものが、故人を想う時間になります。
・故人の写真
・指輪や時計などの形見、愛用品
・お手紙や思い出の品
などを納め、「故人との大切な時間」を感じられる場所として使われています。普段は静かに納め、手を合わせる時だけ扉を開くお客様もいらっしゃいます。その所作そのものが、故人を想う時間になります。
さいごに
位牌選びに、正解はありません。位牌を選ぶこと。位牌を持たないこと。厨子を祈りの場として選ぶこと。どれも、故人を大切に想う気持ちから生まれる選択です。
だからこそ、「何を選ぶか」だけではなく、「どんな供養をしたいか」から考えてみてください。故人との思い出を大切にし、自然と手を合わせたくなる。そんな場所が、ご家族にとって最良の供養になるのではないでしょうか。
だからこそ、「何を選ぶか」だけではなく、「どんな供養をしたいか」から考えてみてください。故人との思い出を大切にし、自然と手を合わせたくなる。そんな場所が、ご家族にとって最良の供養になるのではないでしょうか。