個性を大切にしたお位牌の文字入れ事例のご紹介

厨子屋では
・小さなサイズ
・貴石を用いたもの
など、従来のお位牌とは、少し異なるサイズ・デザインのお位牌を取り揃えています。

お位牌には仏教の様式に則り、亡くなった方の魂として、戒名や法名、没年月日や俗名、行年などが記されることが一般的です。

このように、文字入れにはある程度決まったフォーマットがあり、
既にお位牌をお持ちの方は、これに準じてお位牌を新たに準備される方が多いですが、
厨子屋では、こだわりやご家族の思い出を大切に、お位牌を準備されるお客様もいらっしゃいます。

今回は、そんな個性を大切にした文字入れの事例をご紹介します。

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ケース1:誕生日も記したお客様
「誕生日は今までずっとお祝いしてきた日なので、これからも記念日として大切な日と位置付けたい」という思いから、
没年月日に加えて、誕生日を入れられました。


ケース2:職業を記したお客様
仕事に打ち込んできた故人を表す代名詞として、この人らしさを位牌に込めたいと、ご職業も文字入れされました。


ケース3:故人への言葉を記したお客様
「ありがとう」「感謝」「いつでもそばに」など、故人にかける言葉を記される方も。
位牌を見るたびに、優しい気持ちになるのだそうです。


ケース4:ご子息・ご息女へのメッセージを記したお客様
いつもせっかちなご子息へは、「すべて穏やかに」
石橋を叩いて渡る心配性なご息女へは、「すべて大らかに」
親から子へアドバイスならぬ、戒めの言葉を刻んで、ご用意された方も。
位牌として、というより、親子の絆を象徴するモニュメントとしての誂えです。

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これらのお客様も、初めから決めてご来店された、というよりも、
「こうしたら、いけないのかな?」
「こんな風にしたいのだけれど…」
など、店員との対話から、ご自身の望むかたちを見つけられ、ご準備されるお客様が多いように感じます。

ご納得のいく供養のために。
これからを生きる指針のために。

これまでの事例も交え、アドバイスをさせていただきます、ぜひ、お気軽にご相談ください。