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デザイン厨子/森 豪男/香合厨子 葉彫り型

価格:蓮    88,000円(税込)
   石蕗   88,000円(税込)
   沙羅双樹 88,000円(税込)
材質:本体 栃/内部 金箔仕上げ
外寸:蓮    H4.5×W9.5×D8.5cm
   石蕗   H4.5×W10.5×D7.0cm
   沙羅双樹 H4.5×W12.5×D6.5cm
■ひとつひとつ職人による手彫りの品です。記念の品など大切なものをお納めください。

森 豪男(インテリアデザイナー)

いつもぼくは祈っていたように思う。遠くを見るときはいつもそうだった。
かつて毎日のように海の彼方の水平線を見つめていたとき、光の一粒のような舟影がそこに現れたとき、ぼくはこの出現を祈っていたのだと思った。しかしそれはすぐに消え去り、祈りの対象は現実の世界からはるか遠くにあるものであると思ったものだった。
人は誰でも遠くを見るとき、その目は祈りの眼になるように思う。そしてその眼は一瞬、祈りの対象の目となるのかもしれない。なぜなら、水平線の光の一粒のような舟の甲板から、ぼくは一瞬、はるかはてしなく遠い砂浜に座って、こちらを見ている空気の一粒のような少年を見ることが出来たからである。

1940年福島県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、彫刻家向井良吉のアトリエ(七彩工芸)で、F.R.P.やアクリル樹脂を用いた家具のデザインを行う。20代後半から「人間の精神のための空間」や「居住」をテーマとしたプロジェクトを行う。これらは、居住空間に思索の場を取り戻す試みであり、さりげない日々の生活そのものを芸術化しようとするものである。家具は彫刻であり絵画であり音楽であり、家は劇場である。デザインに託す希望は、精神の開放と喜び、そして美しい生活。1995年いわき市大久町に「芸術とデザインの力を街に」を旗印に森美術館(NPO)を開設